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2021 2月 / Issue 118

ウイッシュボン様

「横濱レンガ通り」シリーズ


眺める幸せ、食べる幸福。世界観で魅せるパッケージ。

かつて、外国は「憧れ」の存在でした。容姿の異なる人々、言語、風景、そして、文化。さまざまな「憧れ」を体験するため、外国に旅をし、時には居住し、憧れを現実の体験として味わうことは、ほんの少し前まで当たり前の選択肢でしたが、今や、こうした体験を「安心して」実現できる場は「各々の自宅」に移ったといえます。たとえば、インターネットを通じた「眺める旅」や、お気に入りの食事や菓子による「食べる旅」は「おうち時間」を豊かにしてくれます。外出リスクが高まるときこそ、さまざまな「お気に入りの品」の力は増しているともいえ、中でも身体維持や栄養摂取の意味合いから距離を置き「デザート・気分転換・リラックス・家族団欒・自分へのご褒美…」と、複数回にわたって幸福感を味わえる「お菓子」は、遠出を自粛せざるを得ないコロナ禍においてさえ、安定した人気を誇っています。


ほっと一息、その時間が幸せ。お菓子の存在は「日常の贅沢」そのもの。

心身共に張り詰めた状態が長く続けば、嗜好品ほど、日常的に「欲する気持ち」になりやすく、購入後の満足度が高ければ「リピート」需要も生まれ、お菓子はその最たる存在といえます。今回ご紹介するのは、横浜市で洋菓子の製造販売とOEM事業などを手がけるウイッシュボン様。自社ブランド「横濱レンガ通り」や「横濱みらい」では、異国情緒溢れる海外との玄関口「港町横浜らしさ」をそのまま商品化した、横浜の「スーベニール・スイーツ」ともいえるポジションを確立され、わたしたちは数々の商品パッケージを共同開発しています。


紙器の特長である「畳んで保管できる」ことは、ストック量を確保する上での大きな強み。


出荷・販売時の充填オペレーションに配慮した「底ワンタッチ」構造は、シリーズ共通の仕様。


ノスタルジックな「レンガ」は、商品ブランドを表す「顔」となったキービジュアル。


表面加工「疑似エンボス」がもたらす質感は、視覚と触覚の双方で感じる、高品質の証。

これまで誕生したパッケージには、ブランドイメージを維持することはもちろん、大都市圏の需要(数量)に応える数々の工夫が詰まっています。たとえば、畳める構造のパッケージ(=紙器)で日々の需要の増減に対応し、誰でも手早く組み立てられる「底ワンタッチ」構造に統一することで、出荷オペレーションを効率化。さらに、港町横浜の郷愁を誘う「レンガ」は商品ブランド「横濱レンガ通り」を直感的に連想させる「顔=イメージの引き金」として機能しています。そして、見たとき・触れたときの質感で、商品品質の高さを伝える表面加工(疑似エンボス)まで含めた仕様を、商品ブランドの「標準仕様」として設定しています。一連のパッケージは「共通項(レギュレーション)」の存在によって「商品ブランド」としてのまとまりが生まれ、商品個々の力を集積させることで、ブランド全体の「総合力」を高めています。まさしく、商品ブランドが確立すれば「プロモーション強化」に繋がることを証明するパッケージです。





【KEY COLORS column】
煉瓦:Brick Image

商品ブランドを確立する上で欠かせない、対象となる商品それぞれを象徴する要素づくり。中でも「キービジュアル」は受け手(購入者)側のブランドイメージの醸成に直結するので、選定には「直感的に想像しやすい」ことがポイントです。特集のパッケージでは、どのフレーバーにも「レンガ」のビジュアルを加えることで、一連のシリーズを表す「顔」を生み出しています。

【いいパッケージは、何が違う?】
土産品パッケージにおける留意点は「店舗オペレーションの効率化」はもちろん、店頭での「積層対応」にも工夫が施されます。お土産品は店頭で積み上げられることが多く、中身が繊細であるほど、積載時には配慮が必要です。特集では、通常は短め(=中身を見せるため)の「側壁フラップ」を広めに設けることで、積み重ねた時の荷重を支え、大切な商品を守っています。

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