ダミーダミーダミー

2021 11月 / Issue 127

日清シスコ様

トミカビスケット


食べておいしく、作って楽しい優れもの。親子で遊べるパッケージ。

わずか1年余りの間に、わたしたちのライフスタイルは大きく変わりました。中でも「在宅ワーク」の浸透による変化は大きく、感染対策上の安全が担保されることはもちろん、これまで「外出するのがあたりまえ」とされていた仕事を自宅でおこなえる人が増えたことは、驚くべき変化といえます。この状況は、パートナーや子供のいる生活者にとっては「家族」がもたらす価値を再認識することにつながりました。大人たちにとっては、子供の成長や日々の変化を「間近で」知ることのできるまたとない機会として。子供たちにとっては、家の中に「家族」という保護者が「いつでもいる」事実が生む、なによりも大きな「安心」を得ることにつながります。コロナ禍で起きたさまざまな変化を「ポジティブ」に捉えることができれば、見過ごされがちな「日々のあたりまえ」について考え、見直すチャンスともいえるのです。


「そうそう、そこ!」子供はもちろん、大人も遊べる「知育玩具」はコミュニケーションツール。

家族が一緒に過ごす「おうち時間」が長くなると、休日はもちろん、毎日の仕事や食事を終えたあとのちょっとした「余暇」においても「子供たちと過ごす時間」への関心の高まりは必然ともいえ、家の中で「親子で一緒に遊ぶ」ための需要が生まれます。たとえば、遊ぶという行為そのものが「考え、行動する力=知育」に役立つ「知育玩具」は、遊びと学びを両立できる上、近年はその完成度の高さもあって「保護者も一緒になって楽しむ」ことさえできる優れもの。今回ご紹介するパッケージは、知育玩具の先駆けともいえる、日清シスコ様のロングセラー商品「トミカビスケット」です。


ペーパークラフトサイズを最大化するため、箱「3面」に渡った展開図。


正面部を見ればペーパークラフトの種類を判別可能。好みのミニカーを選べる仕様に。


「トメ」位置の工夫で、箱として中身を「守る」機能と「組み立てやすさ」を両立。


全国展開する商品なので、もちろん、オートケーサー(自動製函機対応)仕様。

ご存知「トミカビスケット」には、子供たちに大人気のミニカー「トミカ」がプリントされ、箱の一部を切り取れば、ペーパークラフト(ミニカー)を作ることができます。今回のご依頼は、2011年から続く「トミカビスケット」のリニューアルにあたって、ペーパークラフトを刷新すること。箱のサイズや機能を維持したまま、ミニカーの車体を「より大きくリアルに」仕上げるご依頼です。まず、それまで「裏面のみ」に印刷していたペーパークラフトを「3つの面」にまで拡大。さらに、対象車種の特徴にあわせて立体感を高め、グラフィックとの相乗効果で再現クオリティを追求しました。こうして「リアルで大きな」ペーパークラフトを搭載した新生「トミカビスケット」パッケージが完成。本パッケージは、国内の包装技術の雄を競う、公益社団法人日本包装技術協会主催の「2021日本パッケージングコンテスト」において【包装部門賞「菓子包装部門賞」】を受賞。あらゆる関係者が「笑顔に溢れた」忘れられない案件となりました。





【KEY COLORS column】
描かない線 / Contour(輪郭)

なにかを描こうとするとき、対象物のアウトライン(輪郭)とも呼べる「外形線」を描くのはとても自然な行為です。ところが、モノはもちろん、動物・植物・人間など、実際の対象物に「線」はありません。たとえば、子供が描く絵が幼く見えてしまうのは、この「外形線」を強く太く描いてしまうため。特集のペーパークラフトのように、外形線を描かないのは「本物らしく」描くテクニックです。

【いいパッケージは、何が違う?】
たくさんのものを各地に届ける、今ではあたりまえとなった「全国展開」サービス。実は、商品パッケージにおいても工夫が欠かせません。大量の商品(=中身)を短時間でパッケージングするには、商品充填時に「機械」の力を使う必要があり、これに適した仕様をオートケーサー(自動製函機対応)と呼びます。あらかじめ、パッケージの機械適性を高めることで、効率よく運用(充填)するための仕様です。

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