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2019 12月 / Issue 104

フロンティア・アドバンス様

「糸島鯛ラーメン」ブランディング

2019 December Issue 104|月刊サガシキ


目を引くビジュアル、高まる期待。「魅せる」地域ブランドパッケージ。

成熟市場は、商品の供給量が膨大です。市場が縮小していく一方で、売り出される商品点数は日を追うごとに増えていきます。供給量の増加は「比較される商品の多さ」につながり、他とは明確に異なる「何か」がないと、販売には結びつきません。こうした状態で効果的に働く手法が、ブランディング。特に、ローカルにおいては、本当の価値を伝えきれていない商品が溢れており、まだまだ伸び代が期待できます。ローカル商品が「ブランド」になるには「知名度のある地域」で「特長的な商材」がミックスされること。生活者からみて、商品を購入するべき「明確な理由」がある状態で、商品を届けることです。しかし「名前だけ」で由来や特性を具体的にイメージができる地域はそう多くはありません。山・川・海といった自然環境、その土地ならではの農水畜産業、地域ならではの伝統工芸は、日本中に存在するからです。

2019 December Issue 104|月刊サガシキ


ローカルへの食の期待は大きく、その土地「ならでは」の素材は、誰もが「良さ」をイメージしやすい。

ブランディングを成功へと導くには、生み出された商品が「具体性」と「期待感」をもってバックボーンとなる「ストーリー」へと昇華できるかどうか、購入時の「瞬間的な理解」とともに「ワクワク感」を高める演出が「破綻なく」できるかどうか、です。今回、ご依頼をいただいたのは、福岡有数の景勝地「糸島」地域で農作物販売や福祉事業、そして農業公園「ファームパーク伊都国」を運営されている、フロンティア・アドバンス様。自社運営のファーム内や提携先直売所向けのオリジナル商品として、地元素材にこだわった「糸島鯛ラーメン」が開発されました。

2019 December Issue 104|月刊サガシキ


初期コストを抑える「糊付けなし」仕上げ。ワンピース構造であるN式(TN式)構造で設計。

2019 December Issue 104|月刊サガシキ


商品充填(組み立て)時、前部長側面の浮き上がりを防止する「躯体維持ストッパー」機構。

2019 December Issue 104|月刊サガシキ


イラストの鯛形に合わせることはもちろん、海産物らしく「波」型にカットした開口部。

2019 December Issue 104|月刊サガシキ


A・Bの色差で開口部を一目で伝えるとともに、開封を補助する「指穴」構造。

注目度の高い糸島地域からの発信、しかも現地の食材ともなれば、期待値は満点。ヒットの予感は高まります。そこで、将来的な販路拡大に備え、デザインバリエーションに対応できる「多品種」対応を想定し、ロット数に対するコストメリットも高い「デジタル印刷」方式を軸に検討を進めました。そして、ブランドを認知させるポイントは、商品最大の特長となる、おめでたい食材の代表格「鯛」です。地元の漁船で使用されている「大漁旗」をオリジナルとした「鯛」のイラストをキービジュアルとし、色彩計画を立案。鯛イラストと「糸島」印のロゴマークが引き立つデザインに仕上げました。完成したパッケージは、キャッチーなイラストと地域らしさに溢れ、しかも、コンパクト。商品は見事、お土産需要に乗り、販売すればすぐに補充が必要になる程の人気商品となりました。ブランドとなる要素を整理することで、短時間滞在となる店頭でも、確実に魅力を伝えていく、これこそ、パッケージの力です。





2019 December Issue 104|月刊サガシキ

【KEY COLORS column】
Rouge Ecrevisse(ルージュ・エクルヴィス)

エクルヴィスとはフランス料理で使う「ザリガニ」のことで「美味しそうに茹で上がった様子」を捉えた色彩です。彩度が高くやや朱色がかった色の視認性は抜群。日本で「鯛」といえば、大抵この色が用いられ「華やかさ」と「おめでたさ」を連想させます。特集のパッケージでは「鯛のイラスト」と「ロゴマーク」に使用して、店頭での「アイキャッチ」効果を高めています。

2019 December Issue 104|月刊サガシキ

【いいパッケージは、何が違う?】
新商品の認知度向上の秘訣、それは「一気に」おこなうプロモーションです。大量の広告を「一度に」投入し、商品やサービスの認知度を飛躍的に高める手法で、長期間おこなうプロモーションよりも、即効性があります。特集の商品では、自社店舗であることを活かし、商品パッケージを基軸に「のぼり類・デスクスカート・横断幕・パネル・タペストリー・フライヤー」といった販促ツールで、売り場を「ひとつの世界」に染め上げました。

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