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2020 9月 / Issue 113

メディカルフロント様

「うるるフェイス」パッケージ

2020 September Issue 113|月刊サガシキ


健やかさは価値になる。商品への「共感」が生んだパッケージ。

年初に始まった「コロナ禍」は、人々の嗜好に明らかな変化をもたらしました。それは「元気でいる・健やかに過ごす」価値の飛躍的な上昇。ビジネスはもとより、生活者自身や家族の暮らしを「持続可能な状態におくこと」は、何にも増して重要な課題となり、あらゆる消費傾向が「意識的」なものに変化しつつあります。購入しようとしている商品が「何をもたらす」のか、貴重な収入の一部を使って投資(=購入)するだけの「価値」があるのか。嗜好性の強い品から生活必需品にいたる「あらゆる分野の商材購入」において、物珍しさや目先の新しさに惑わされない「この先」へと進むための「エネルギー」に繋がる消費でありたいという想い。まさしく、この時代を乗り越えていくための、願いにも似た切実な傾向ともいえ、サスティナビリティ(持続可能性)が、商品を選ぶ上での「新基準」となりつつあります。

2020 September Issue 113|月刊サガシキ


笑顔でいられること、またそうさせてくれる商品こそ「この先」に進むためのエネルギー。

この新基準はじわじわと浸透し「爛熟」の様相を呈していた市場は一変しました。持続可能性を体現するような「暮らしをより良く変えていく商品」や「高い志を掲げた企業」に生活者が注目し始めています。そして、こうした視点で開発された品の魅力や企業姿勢を「商品そのもの」を通じて伝えているのが「パッケージ」です。今回ご紹介するのは、目立たない質感で、肌馴染みの良さと肌への優しさを追求し、世界初の「化粧が出来るテープ」を開発したメディカルフロント様。対象品は、夜寝ている間に肌へ潤い成分をとじこめる、はるコスメ「うるるフェイス」です。

2020 September Issue 113|月刊サガシキ


商品特徴である「潤い」と「ナイトケア」を示唆した、ブルー系の濃淡グラデーション。

2020 September Issue 113|月刊サガシキ


商品の使用方法ガイドとあわせて「実寸表記」を掲出し、購入時の判断をサポート。

2020 September Issue 113|月刊サガシキ


店頭販売時の「告知面」を増やし、吊り下げ什器にも対応する「POP」機能。

2020 September Issue 113|月刊サガシキ


開口部にしっかりと封をする「ロック機構」は、吊り下げ販売時の「底抜け防止」としても。

対象品の特徴は「貼る化粧品」であること、しかも「夜用」で「潤い」をもたらすこと。化粧品、中でも「基礎化粧」タイプの商品の場合「商品特性への理解」が表現上の成否を分けます。具体的には、商品に注目する、あるいは商品を手に取るその瞬間までは「宣伝・告知」要素を高める必要があり、製品仕様や使い方に興味が移った段階では、購入時の不安や迷いを払拭する「商品のガイド役」としての役割に移行するので、商品パッケージは「告知」と「安心」の双方を満たさなければなりません。店頭・オンラインを問わず、販売・購入時に起こる「視線」や「意識(興味)」の動きを想定して、構造や見た目を「設計」していくことが「要」であるといえます。パッケージングを最適解へと繋げることができたのは、ご依頼時のヒアリングにおいて、情報や表現の「すり合わせ」を入念におこない「きっと笑顔になれる=健やかに暮らせる」商品価値に「共感」し、お客様と「協働」しながら開発できたことでした。





2020 September Issue 113|月刊サガシキ

【KEY COLORS column】
ミッドナイトブルー:Midnight Blue

ミッドナイトとは「真夜中」のこと。ほとんど黒に近い青で、紫を含んだ艶めいた暗色です。中国、明朝磁器の釉薬色「ミンブルー」に由来するともいわれ、室内の照明で「黒よりも黒く」見えることから、パーティーシーンではタキシード(ディナージャケット)の生地の色彩にも用いられます。特集のように「ナイトケア」商品のキーカラーには、最適の色彩であるといえます。

2020 September Issue 113|月刊サガシキ

【いいパッケージは、何が違う?】
店頭販売時はもちろん、商品の告知効果を高める「パッケージ一体型POP」は、限られたスペースを最大限利用する「小さな工夫の集合体」ならではのテクニック。特集の商品では、吊り下げ什器用の「フック機構」を兼ねることで機能性を付与し、形状を「台形」そして「角を丸く」することで商品特性(=基礎化粧品)に呼応する「やさしさ」を表しています。

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