「ジャパン・キューブ」パッケージ

2017年6月号 THE PACKAGING STORY #74

デジタル印刷によってテストマーケティング戦略を推進。
どれが買われるか、セットで買われるか、興味津々のお米のパッケージです。

「今回の新商品は、小サイズ、小ロットで、いろいろな種類をつくってみて、販売してみようと考えています。販売後の反響によって、検証を行い、どの商品に力をいれるかを決めようと。確か、サガシキさんから以前に、『デジタル印刷』というテストマーケティングに最適な印刷方法をご紹介いただきましたよね。詳しい話をお聞かせいただけませんか?」と声をかけていただいたのは、佐賀県の農作物生産の宝庫・杵島郡白石町で稲作を中心とした農業を営まれているハヤシファーム様。今回のパッケージング・ストーリーは、ハヤシファーム様からのお問い合わせから始まります。

私たちサガシキの「デジタル印刷」は、オフセット印刷に匹敵する印刷クオリティを持ち、パッケージに欠かせない板紙にも対応できる印刷システム。印刷ロットを最適化できるうえ、多品種印刷も可能です。つまり、今回のような販売の反応を確かめるテストマーケティングには最適と言えます。

ハヤシファーム様との打ち合わせは、デジタル印刷によるテストマーケティングの説明に続いて、パッケージデザインへ。今回の新商品は、銘米「白石米」2合を真空パックしたキューブ型(立方体)。
ご依頼はこのキューブ型真空パックのパッケージで、他にはない斬新なデザインをお求めでした。

ハヤシファーム様と私たちはその場でアイディアを出し合い…「歌舞伎」をデザインテーマにすると面白そう!と意見が一致。お米は、日本の主食。
しかも、日本の伝統食文化の「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあって、日本らしさを売りにすれば、国内向けはもちろん、インバウンド(訪日外国人旅行)需要も期待できそうです。
さっそく、私たちはデザイン開発を進行することに。

歌舞伎パッケージの開発は、

パプリカをやさしく守る緩衝材。 仕切りはあえて設けず、パプリカのサイズに柔軟対応。
①隈取りや着物はもちろん、刀や扇など歌舞伎要素を盛り込むほかに、
②テストマーケティング用であることを踏まえ、糊付け箇所をなくし、製造コストを圧縮。
③折り曲げるだけで、店頭でも容易に組み上げられる設計に。
④中身の真空パックしたお米が見えるように。
⑤お米のパッケージらしく窓の形は米粒型に。

こうしてデザイン案をお見せしたところ、即OK!をいただき、続いて、デジタル印刷による「多品種印刷」で、売り出し中の「佐賀日和」「夢しずく」「ひのひかり」のお米3商品にもキューブ型パッケージを作製し、バリエーションを増やすデザイン開発第2ステージへ。
私たちは、それぞれの銘柄を筆文字でパッケージにデザインしたバリエーションをご提案しました。

こうして2015年12月、歌舞伎と筆文字の4種のパッケージで「ジャパン・キューブ」がリリース。テストマーケティングも進行し、動向が気になるところです。

私たちサガシキは、これからもお客様のブランディング・販売戦略に最適な印刷方式、最適なリリース方法、最適なデザインをご提案していきます。

サガシキがおすすめするデジタル印刷効果

1)最大7色のインキステーションを装備し、美しい印刷クオリティ。
2)用紙サイズ(750×530mm)が大きく、板紙印刷、両面印刷が可能なため、パッケージはじめリーフレット、ポスターに至るまで幅広く対応。
3)多品種印刷、バリアブル印刷に適応。同一商品のバリエーション展開が容易に。
4)印刷ロットを最適化することで、テストマーケティングにも最適。