2021 September Issue 125

かつて、モノやサービス、情報が不足していた時代は、これらを「持つ・利用する・知る」ことで(幸福の象徴として)充足感を得ることができました。社会にはロールモデルとなる「豊かさのイメージ」があり、これを目標として誰もが努力を

2021 August Issue 124

戦後の驚異的な発展をもたらした高度経済成長期を経て、迎えた日本の安定成長期。この時代は「流通革命」といえる変革をもたらし、わたしたちの生活を変えていきました。それまで近所の商店街に通い、八百屋や魚屋、肉屋といった専門店で

2021 July Issue 123

八百屋やスーパーの野菜・生鮮売り場を覗いていると「あれ、こんなの今まであったかな?」と思うことが増えてきました。コロナ禍の影響もあって、折からの健康志向を後押しするように野菜や発酵食品に注目が集まっています。少し前までは

2021 June Issue 122

対象の価値をお金で表した「価格」設定は、商品やサービスを展開しようとすれば、必ず発生する検討課題です。一般的に、価格設定の下限は「開発・製造コスト」で、上限は「顧客が感じた価値の最大値」であるといえます。しかし、類似品の

2021 May Issue 121

抹茶、日本酒、そして、胡麻に柚子。いずれも和食には欠かせない素材です。いまやこれらの素材は、スイーツレシピの常連。かつて、日本の料理人が「ワイン・シャンパン・チーズ・トリュフ」といった、世界に素材を求めたように、いまや海

2021 April Issue 120

あらかじめ「知っている」商品なのか、もしくは店頭で「見つけた」商品なのか、商品選びの基準は「記憶」と「発見」です。関連する言葉の「検索」で対象を絞り込む「インターネット販売」はもちろん、実店舗においても、すでに「知ってい

2021 March Issue 119

この一年で起きた最も大きな暮らしの変化は、他者と飲食を共にする「会食」の機会が極限まで減少したこと。新型コロナウイルスの蔓延は、人々の心理と消費行動を一変させ「会えない・食事できない・飲みにも行けない」という、これまでは

2021 February Issue 118

かつて、外国は「憧れ」の存在でした。容姿の異なる人々、言語、風景、そして、文化。さまざまな「憧れ」を体験するため、外国に旅をし、時には居住し、憧れを現実の体験として味わうことは、ほんの少し前まで当たり前の選択肢でしたが、

2021 January Issue 117

あらゆることが異例づくしだった年が終わり、年初から「withコロナ」となった一年がはじまりました。まだまだ、外出やイベント開催・参加への制限が続くことが予測される中で、生活者の変化は「消費傾向」に顕著に現れています。いわ

2020 December Issue 116

2020年は、それまで聞き慣れなかった「コロナ禍」という言葉が浸透した一年でした。世界レベルで拡大している感染症の蔓延によって、現在の生活者は「生活防衛状態」にあります。一方で「ニューノーマル」と呼ばれる生き方・暮らし方